ホットヨガは、運動が苦手な方でも取り組みやすいので始めたという方も多いと思います。
しかし、ホットヨガは大量の汗をかくので、
- ホットヨガは健康に悪いの?
- ホットヨガのやりすぎは危険?
という不安がある方もいるのではないでしょうか。
今回は、ホットヨガは健康に悪いのか、ホットヨガをやりすぎるのは危険なのかについて説明したいと思います。
ホットヨガが初心者の方で不安を抱えている方は、こちらの記事を参考にしてください。
ホットヨガのやりすぎは危険なのか
ホットヨガを20年以上続けてきましたが、毎日レッスンを受けてもやりすぎと感じたことはありません。
きちんと注意点を守れば、健康を害したり体調が悪くなることもないので安心してください。
実際、私が通っているスタジオでも、ほとんどの方が毎日レッスンを受けています。
しかし、ホットヨガのレッスンの受け方を間違えると、かえって体に悪い場合があるので、しっかりと注意点を守って受けるようにしてください。
しっかりと注意点を守れば、ホットヨガは、リフレッシュ効果やデトックス効果など、忙しい現代人にはとてもうれしいメリットがたくさんあります。
この記事を読めば安心してホットヨガを楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてください。
ホットヨガが健康に悪いと言われる理由
ホットヨガが健康に悪いと言われている理由は、3点あります。
熱中症・脱水症状を起こす
1つ目は、熱中症や脱水症状のリスクがあることです。
ホットヨガは高温多湿の環境で行うので、大量の汗をかいて体温が上がります。
したがって、水分補給や体温調節が上手くできていないと、熱中症や脱水症状の恐れがあります。
サウナほど高温な環境ではないですが、高温多湿の環境で運動をするので、充分な水分補給をすることが非常に重要です。

内臓への負担がかかる
2つ目は、内臓への負担がかかるという点です。
大量の発汗をして水分補給をすると、毒素や老廃物を排出するため腎臓に大きな負荷がかかると言われています。
したがって、ホットヨガを過度にやりすぎると、内臓に負担がかかるリスクがあります。
ホットヨガではたくさん水を摂取して大量に汗をかくのでデトックス効果が高いです。
デトックス効果が高いということは、その分体内で老廃物を排出しているので、内臓に負荷がかかっている状態になります。
私は内臓に違和感を感じたことはありませんが、もし内臓疾患がある方や違和感を感じた方は医師に相談しましょう。
無理をして怪我や体を痛める
3つ目は、怪我や体を痛めるおそれがあることです。
ホットヨガでは、簡単なポーズから難易度の高いポーズまで幅広く存在します。
特に、柔軟性を高めるポーズや難易度の高いポーズの場合、無理をしたり力を入れる場所を間違えると、怪我や筋を痛めるリスクがあります。
ホットヨガでは体が温まって、体の可動域が広くなって一時的に体が柔らかくなるので、無理をしがちです。
自分の体の可動域以上に動かしたり無理にポーズを取ると怪我をするリスクがあるので注意が必要です。
ホットヨガは、周りとポーズの完成度を比べるものではなく、あくまで自分自身と向き合いながらポーズを深めていくものなので、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
ホットヨガを行うときの注意点
ホットヨガを楽しく安全に行うための注意点を説明します。
水分補給をこまめにする
1つ目は、水分補給をこまめにすることです。
ホットヨガでは大量の汗をかくので、脱水症状や熱中症を防ぐためにこまめな水分補給がとても大切です。
ホットヨガのレッスンでは、インストラクターが水分をとるタイミングを指示してくれるので、指示通りに摂取していれば脱水症状になる心配はありません。
水分補給のタイミングでしっかりと水を飲めるよう、十分な水を用意しておきましょう。
私はホットヨガのレッスンには必ず1ℓ以上の水を持って行くようにしています。
500mlのペットボトルを2本持って行くと、飲みやすい・持ち運びしやすい・どのくらい飲んだか視覚的にわかりやすいのでおすすめです。

ホットヨガを始めたばかりだと水を飲むのが苦手…という方もいると思います。
私は、次の方法で水分補給を効率的に行っているのでぜひ実践してみてください。
- レッスン前もしっかり飲んでおく
- 一度にたくさん飲まないで少しずつ摂取する
- 汗で体温調節ができるように汗をしっかりと拭く
レッスン前にも飲んでおく
レッスンを受けるまでの日常生活の間であまり水分を取れていないと、ホットヨガのレッスンで少し脱水症状気味になってしまうので気を付けましょう。
水分を飲んでから吸収されるまでに少し時間がかかるので、水分不足の状態でレッスンを受けて大量の汗をかくと、脱水症状気味になってしまいます。
私も仕事が忙しかったりしてあまり水分が取れていなかったな…と感じるときは、ホットヨガのレッスン前にコップ一杯の水を飲むようにしています。
水は少量を何度も飲むのがコツ
インストラクターに水分補給を促されたときに、一度に飲む水の量は口に少し含んで潤う程度に少なくして、できるだけ多くの回数を飲むのがコツです。
一気に水を口いっぱいにほおばって飲むと、お腹がチャプチャプになって気持ち悪くなったり、その後に水を飲みにくくなります。
私はインストラクターの指示以外でもたくさんのタイミングで意識的に給水しています。
汗をしっかり拭くのがコツ
また、発汗しやすくするのに汗を拭くのが重要です。
汗には、体温を下げる機能・体内の老廃物を排出する機能があり、汗をしっかりと拭くことでさらに発汗が促されて、熱中症予防や水分を補給しやすい状態を作れます。
私も汗をしっかりと拭くようになってから、発汗の量が多くなって水を飲みやすくなりました。
ただし、ごしごしと肌をこすってしまうと肌荒れの原因などになるので、軽く押さえて拭くようにしてください。

また、汗をしっかりと拭いたり体内にこもらないようにするには、ヨガウェアの選び方がポイントです。
ヨガウェアは、
- キャミソールなどの肌が露出するもの
- ポリエステル素材などの速乾性の高いもの
を選ぶことで、しっかりと汗が拭けたり、汗が乾きやすいため、汗や体温がや体の中にこもらないので熱中症にもなりにくいです。
ヨガウェアの選び方については、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
1日のレッスン数を制限する
2つ目は、1日のレッスン数を制限することです。
スタジオによっては、1日に2つ以上のレッスンを受講できる場合がありますが、初心者の方やホットヨガに慣れていない方は、原則1日1レッスンにしましょう。
ホットヨガの効果を得るためにたくさん通いたい人は、1日に何回も通うのではなく、毎日コツコツと通うと体の負担が少なく済みます。
私は毎日通う際には、リラックス系と運動量が多い系のレッスンを交互に組み合わせて通っていました。
毎日通うのが体に悪いという口コミも見ますが、私は毎日通っても特段体調は悪くならず、むしろストレス解消やリフレッシュ効果を得られてよかったです。
体調がすぐれないときには休むなど、自分の日々の体調と相談して無理せずに通うのが大切ですね。
毎日ヨガをしたいけれどホットヨガは体調的にキツイという方は、常温ヨガを組み合わせると無理せず続けられます。
常温ヨガなら自宅からオンラインでヨガを楽しめるので、熱中症や脱水症状などを気にせずに毎日続けられます。
常温ヨガのメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
無理をしない・ポーズの取り方を学ぶ
3つ目は、正しいポーズの取り方を学んで無理をしないことです。
ホットヨガのポーズは、見た目は簡単にできそうなものが多いので、つい完成形だけを求めて自己流でポーズを取りがちです。
しかし、ヨガのポーズには、体の力の入れ方や意識する箇所が決まっており、力の入れ方を間違えると怪我や体を痛める原因になってしまいます。
- ポーズの完成形ではなく正しいポーズの取り方を学ぶことが大切
正しいポーズの取り方を実践していて途中で限界を感じた時には、無理してそれ以上深めずにその状態でキープしてとどまるのがポイントです。
無理をしてその先までポーズを進めると、筋を痛めたりする可能性があるので注意しましょう。
その日によって取れるポーズが違うので、日々の体の変化を感じられるのもホットヨガの魅力です。
正しいポーズの取り方を学んで怪我をせずにホットヨガを楽しむには、インストラクターの指導がきめ細かいスタジオを選びましょう。
ポーズを取る際にどこに力を入れて、どこに力を入れてはいけないのかを丁寧に教えてくれたり、ひとりひとりのポーズを見てくれるスタジオだと安心ですね。
ホットヨガは体験レッスンが重要
ホットヨガが自分の体調に合っているかどうかを確認するには、体験レッスンを受けることが最も効果的です。
- インストラクターが手厚く面倒を見てくれる
- 無料でレッスンを体験できる
- 体に合わなければコスト無しで止められる
体験レッスンでは、無料もしくはワンコインでホットヨガスタジオのレッスンを体験できます。
体験レッスンを受ける方はほとんどがホットヨガの初心者なので、レッスン中はインストラクターも手厚く面倒を見てくれるので安心です。
熱中症や脱水症状などホットヨガに不安がある方は、インストラクターが事前にしっかりとカウンセリングをしてくれたり、レッスン中も気に掛けてくれるので大丈夫ですよ。
また、体験レッスンを受けたからといって契約しなければいけないわけではないので、もしホットヨガが自分に合わない場合には契約せずに諦められます。
私はLAVAに通っていますが、毎日どこかのレッスンで体験レッスンを受ける方が参加されているので、初心者の方が受けやすい体験レッスンだと思います。
LAVAの体験レッスンについて詳しく知りたい方は、こちらの公式サイトから確認できます。
LAVAの体験レッスンについては、こちらの記事でも紹介しているので参考にしてください。